2011年1月2日日曜日

ここが変だよインド人

飛行機からインドの空港に降りると、いきなり、現地のガイドが待っていた。
「ようこそインドへ」

まだ飛行機から降りたばかり。当然、入国審査も終わっていない。とっさに変だと思った。
「何でチケットをもってないガイドが、ここまで来れるんだ?」

しかし、びっくりインド経験はまだまだ序の口。ということで、今年最初のブログエントリーは、「ここが変だよインド人」ということにしたいと思います。

1.単なる割込みではない

このガイド、入国審査のところまで案内すると、

「VIPの皆様には、こちらを、おとおり頂いております」

とわけのわからないことをいい、入国審査官を無視して、横にある柵を取り外して、とおらせてくれた。

そして、仕事をしている入国審査の審査官に、『後ろから』近づき、
「おい、さっさとスタンプを押せ」
と交渉をはじめた。

これには、入国審査官も、入国審査官の『前』で待っているほかの乗客も口をあけて驚いていた。

入国審査で、単なる割込みどころか、前からではなく、後ろから並んだのは初めての経験だった。

2.完璧な安全と身分制(?)

さて、インドの空港に到着したのは、真夜中。

このガイドが、ホテルまで運転してくれるのかと思っていたところ、自分は運転しないのだという。じゃあ彼は何しに来たのだろうか。空港での入国審査官に対する態度といい、結構偉そうな感じだ。

じゃあどうするのかというと、別の運転手がいるのだという。

「タクシーに真夜中に乗ると、途中で道に迷った運転手に降ろされるなど、危ない目に会うことがありますので、専用の車を御用意しております。こちらに来てください」

と案内される。

そして案内された先が、見たことのないほどボロい車だった。

しかも、窓に、「パトカー」と英語で書いてある!

そんなはったりで安全性を担保したつもりか、「面白すぎる」と笑いをこらえながら車に乗車するが、このパトカー、同じ場所をグルグルまわっている。

5分後、このパトカーの運転手が、「すみません、道に迷いました」と自白する。

彼が、道を聞きに降車。現地のインド人を連れてくる。

この人に道を聞くのかな、なんて考えていると。。。
ナント、この現地のインド人を助手席に乗せて走り始めた!

あきれかえってみていると、10分ぐらい案内させた後、
「おい、お前もう帰っていいぞ」
と案内してくれた助手席のインド人に、カネも渡さずに、ドアを開けて、「あっちへ行け」という感じで、手でジェスチャーをして、外に放り出した。

かわいそう過ぎる。。。現地のインド人は、もといた場所に戻ろうと、必死に走り、暗闇の中に消えていった。

身分制(?)にもほどがある。。。

3.外の風(風邪?)が好き

さて、インドに来たのは、スタンフォードの先輩(私の1個うえで「スタンフォード心の旅路」のブログで有名になった人)の結婚式に出席するため。

しかし、これがまた凄い結婚式なのだ。

何と、冬の寒空の中、外で、3日間行う。下のような感じだ。



現地のインド人でさえ、「インドの結婚式は、どれも疲れて大変なんだ。仕事も休むよ」と話していたが、外国から来た人達は結構風邪をひいていた。

そういえば、私の会社のインド人も、窓を開けないで運転すると、高速でも、「YI、窓をあけてくれ」とうるさい。私は高速で窓をあけると汚い空気が入ってくるので嫌だ。インド人は、外の風が好きなのだろうか。

4.見栄っ張り

私の会社のインド人は、小さいところで必ず見栄をはる。例えば、投資家から「おまえ、●会社(注:私の会社)で働いているってホント」と聞かれたときには、会社に戻ってきて「投資家●は、俺達の会社を追いかけている(chasing)ゾ」と言うし、投資家とミーティングが終わった後には、「あいつは、俺達の会社にカネを入れたいから●●と言っているんだよ」と上から目線。別に嫌な感じはしないが、ちょっとした見栄をはるのが、彼なのだ。

そんなDNAのルーツをインドでみつけた↓



一般車にフェラーリのマークが貼ってある。インド人は、やはり見栄っぱりだ。

5.宗教とエンタテインメントの融合

デリーからインドのタージマハルに行く途中に、宗教的に非常に重要とされている建築物がある。この近くはいつも渋滞するほどヒトが礼拝にくる。

しかし、夜になると、以下のように、ライトアップされ、人によっては、テーマパークなど別の目的の施設と勘違いしそうだ。これでよいのだろうか?



6.火をふける

はい、ごらんのとおり、インド人の中には、火を噴ける人がいます。




そういうわけで、
今年もよろしくお願い致します。

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